皮膚が乾燥しやすい季節になってきました。保湿剤は、乾燥した皮膚から水分が逃げないように「ふた」をしたり、皮膚に水分を与えて外からの刺激を受けにくくする効果があります。
***保湿剤使用のポイント***
- ①入浴15分以内(できれば5分以内)に
- 保湿剤の使用目的は、皮膚から水分が逃げないように「ふた」をすることです。入浴後、皮膚が水分を吸収しているうちに塗るのが効果的です。時間が経つにつれて、皮膚から水分は失われてしまいます。
- ②皮膚は温めて柔らかくして
- 冷たい空気で冷え切った皮膚は硬くなっています。硬いままの皮膚に塗ると、皮膚を傷つけてしまう場合があります。手のひらや蒸しタオル、カイロなどで温めてあげた後に塗ると良いでしょう。こすって温めようとすると皮膚は傷つきますから注意が必要です。
- ③きれいな手で
- 細菌を塗り込んだらよくありませんよね。
- ④ムラなく、塗り残しなく
- 関節部、しわの間、指の間などは注意してください。
- ⑤使用料の目安・・・効果的な量
- 軟膏やクリームの場合はチューブから「指のひと関節分(2.5㎝程度)」出した量、ローションの場合は「一円玉大程度」出した量で、「大人の両手のひら」塗ることができます。ティッシュが皮膚に付く、皮膚がテカる程度も目安です。
- (平成29年9月20日)