子育てQ&A

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うちの子供は5歳になりました。1歳過ぎごろからよく吐いていましたが、4歳ごろからひどくなり、いつも病院で自家中毒症と診断されます。早めに予防することはできないのでしょうか。

自家中毒症といわれる病気は、原因がよく分かっていませんが、やはり癖になりやすいようです。神経のこまやかな子供さんがかかりやすいようです。からだの、こころの疲れが引き金になることもありますし、風邪やおなかこわしで熱が出たときも起こります。一番多い起こり方は、遠足に行った、親戚の子供が来て夢中になって遊び、疲れて夕食もせずに寝てしまったという翌朝、吐き気がしてうとうと眠ったり、ごろごろするといったかたちででてくるようです。何度も自家中毒症にかかりますと、なんとなく起こりそうという雰囲気がお母さんに分かると思います。そのときに糖分を与えることが、ひどくならないコツだと思います。少しおかしいなと思われたら、そのまま寝かせるのではなく、砂糖湯、砂糖を入れた牛乳、ジュースなどを飲ませるか、アメやキャラメルをなめさせて下さい。そのうえで、自家中毒症にかかる子供さんはどちらかというとするどいところがありますので、これで治るよと暗示をかけて一眠りさせるとよいこともあります。このような方法で一度うまく治ると、子供さん自身もうまく治すやり方を覚え、点滴注射をしなくてよい場合が増えてくると思います。(平成2年10月6日 敦郎)