子育てQ&A

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水いぼですが、取らなくてはいけないのでしょうか?。放っておいても自然に無くなる、プールもかまわないということも聞きますが、正確なところを教えてください。

伝染性軟属腫(水いぼ)はポックスウイルスという天然痘ウイルスの親戚のようなウイルス感染によって起こります。そのため予防接種として種痘をしている時代には流行することがありませんでした。最近、子ども、特に冬カサカサした皮膚の幼児、アトピー体質の幼児に多発しています。遊び仲間からの感染、プール(特に温水プール)での感染もあるといわれています。水いぼは放っておいても半年から3年ぐらいの間に自然に治るそうです。ただ、その間にお友達に感染させること、かゆみがあるのでかいて次々増えること、かいて皮膚炎を起こすし、そうするとますますかくといった悪循環になるなどの理由で、少ないうちに早く処置した方がよいと思います。処置としては、ピンセットでつまんでウイルスの入った白い塊をひとつひとつ取り除く方法と、硝酸銀で焼灼する方法があります。前の処置方法は「痛い」、後の処置方法は「不確実」といった難点はあるのですが・・・・・・。(平成4年7月7日 敦郎)