母乳栄養児の場合、生卵の黄身をといたような水様便です。新生児は1日7~8回、生後2~3ヶ月は1~3回、4ヶ月を過ぎると2~3日に1回しか出なくなります。このときでも便は水っぽく、いわゆるウンチが固くってでない便秘ではありません。赤ちゃんがぼちぼち離乳食を食べさせてくださいと言っているのです。おもゆと同時に果物・野菜などの繊維質の多いものを工夫してあげてください。こよりや綿棒で赤ちゃんの肛門を刺激すると便が出ることがあります。また、おなかをさすって腸の動きを刺激すると良いこともあります。ミルクの赤ちゃんはウンチが固く、回数が少ないといわれていましたが、最近のミルクは軟らかいウンチのこともあります。赤ちゃんと大人の便は違います。赤ちゃんの便は個人差が多いので、便が出ないといってあまり心配せず、赤ちゃんの機嫌がよければ様子を見る余裕を持ってください。赤ちゃんが食べてくれれば、本格的に離乳を進めた方がよいでしょう。(平成11年1月8日 敦郎)