子育てQ&A

ホーム > 子育てQ&A >「花粉症」について >

6歳7ヶ月の男児です。今年はじめて花粉症と診断されました。花粉症は大人の病気かと思っていましたが違うのですか。

花粉症は年々増えていますが、中でも子供の花粉症は20年ほど前から急に増えだしています。最近では小学校低学年でもみられるようになってきました。発作性反復性のくしゃみ・うすい水のような鼻みず・鼻づまりを主な症状とする病気をアレルギー性鼻炎(鼻アレルギー)といいます。このアレルギー性鼻炎の主な原因はダニで、この場合は1年中症状が出ます。その他の原因のひとつとして花粉が」あり特に花粉症と呼ばれています。2~3月はスギ、4月はヒノキ、5~6月はカモガヤを代表とするイネ科の花粉、8~9月はブタクサ、ヨモギなど雑草の花粉が原因となります。お子さんは最近花粉症と診断されたのですから、たぶんスギ花粉症でしょう。治療としては抗アレルギー剤の内服と点鼻で、これは主治医の指示に従ってください。家庭での予防法としては“(1)花粉の季節の外出にはできるだけマスクやメガネをつける。(2)帰宅したときは、花粉を家の中に持ち込まないよう衣服をはたいてから家に入り、手洗い・洗眼・うがいをして花粉を落とす。(3)洗濯や窓を開けての部屋掃除は、花粉情報で飛散量の少ない日・時間を選ぶ。”などの生活上の注意が必要です。花粉症の診断は鼻みず中の好酸球検査、皮膚テスト、血液検査、誘発テストなどの検査を行って決定します。(平成14年4月8日 敦郎)