受ける意義はあると考えています。様々な副反応が報告されていますが、実際に新型コロナウイルスに罹患した場合のデメリットよりもワクチンを接種するメリットが上回ると考えられています。
ただし、接種にあたってはメリットとデメリットを本人と養育者が十分に理解していることが大切です。
【新型コロナワクチンを接種するメリット】
- ①新型コロナウイルス感染症に対する高い予防効果が期待できます。
- ②またワクチン接種後の抗体価は16~25歳にくらべ
- 12~15歳の方が高かったという報告もあります。
- ③万が一感染することになっても、
- 重症化のリスクは格段に下がるとの報告があります。
- ④自分自身が免疫を持つことが周囲の人を守ることにつながり、
- 大勢の人がワクチンを受けることにより、流行を抑えることが出来ます。
- ⑤日常生活を取り戻す為の重要な対策の1つになります。
【新型コロナワクチンを接種するデメリット】
- ①接種した日から翌日にかけて、接種した腕の痛みや重み、倦怠感や頭痛、
- 悪寒や筋肉痛、38℃以上の発熱がみられると報告されています。
- しかし、いずれの症状もほとんどの場合は2~3日で自然軽快します。
- ②まれに、接種直後にアナフィラキシーという重度のアレルギー反応が
- 起こることがありますが、
- ほとんどの場合適切な対応で速やかに収まります。
- ③まれですが、主に若年の男性においてワクチン接種数日以内に
- 心筋炎が発生することが報告されています。
- 発症した場合は入院が必要になりますが、軽症がほとんどです。
- ④さらに極めてまれですが、「機能性身体症状」の出現のキッカケ
- になっている可能性が報告されています。
参考:
「『機能性身体症状』って何?」→「健康one point」参照