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小児用肺炎球菌ワクチンって何ですか?

小児用肺炎球菌ワクチン接種について
肺炎球菌は、細菌による子供の感染症の主な原因菌の1つです。
肺炎球菌ワクチンは、平成22年2月から接種が認可されていましたが、流通量が少なかったり高額であった為に普及していませんでした。平成23年3月1日からの公費助成制度(無料接種)の確立により、接種が勧められるワクチンです。接種開始年齢によって接種回数が異なりますので御注意ください。
肺炎球菌感染症は、咳やくしゃみによる「しぶき」を吸い込むことによって感染し、多くの子供がのどや鼻に保菌しています。体力や抵抗力が落ちた時などに、中耳炎・副鼻腔炎・気管支炎・肺炎などを起こしたり、菌が血液中に入って敗血症や髄膜炎などの全身感染症を起こすこともあります。 肺炎球菌の髄膜炎になった人のうち約40%の子供が水頭症・難聴・発育障害などの後遺症が残ったり、最悪の場合死に至ることがあります。
3ヵ月から5歳未満(特に2歳未満)に罹りやすいとされています。
副反応:他の予防接種と比べて特に大きな差は認められません。接種部位の局所反応として、赤み・しこり・腫れ・痛みなど、全身反応として、発熱・不機嫌などがありますが、ほとんどのものが一時的なものです。非常にまれに、ショック症状が起こることもあります。(平成23年2月18日)