子供と話し合う時には、「聴く」と「伝える」を使って子供の案を否定せず、
お互いの案を出し合い、一緒に相談して実行につなげます。
『聴く』:相手の言葉を繰り返す、まとめて返す、感情をくむ
『伝える』:手のどんな行動が、どんな影響を与えて、どんな感情を持つ?
<話し合いの方法>
- * 何が問題かハッキリさせる。
- * 評価・批判はせず、思いつくままに案を出す。
- * 親にも子にも公平に、出てきた案を検討する。
- * 親も子も納得できる案を選ぶ。
- * 決めた事を実行する。← 指示・命令はNG
- * 実行後、解決策の問題点があれば再度話し合う。
- * 問題が解決されたかどうかを確かめる。
~~~ポイント~~~
話し合いの途中で評価や批判は厳禁です。
ソコが最も大切で、してしまうと感情的になり
解決は困難になってしまいます。
例:保育園に子供(3歳)を車で送る時、
ゲームをやめない子供との話し合い。
子:このゲーム、持ってくぅ~~~っ!
母:ゲームを外に持ち出すと、失くしてしまわないか心配だわ。
おばあちゃんがくれたゲームだから大事にしたいなぁ。 ← 伝える
子:やりたいから持ってくぅ~~~っ!
母:やりたいから放したくないのね。 ← 聴く
でも、保育園でゲームが無くなったら母ちゃん悲しいな。 ← 伝える
子:お家に置いていくの嫌だぁ~っ! ← 問題が明確になった
母:どうしたらいいか考えようよ。 ← 一緒に考える
1:ゲームは家に置いておく
2:車の中まで持って行くけど、外には持ち出さない。
って案はどう? ← 親も子も納得できるまで案を出してみる
1:母〇 子×
2:母〇 子〇
→ 二人ともOKなものは『2』 → 2に決定!?
母:『2』でしてみようね。
子:ゲームがなくなるならない様に車に置いておくね。
*子供は、自分が尊重されて話し合いに参加できて、納得することが出来れば、
自分の為に自分で考え行動するという「自立の過程」を体感することが出来ます。
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③と、⑤、⑤-1、⑤-2、⑤-3 の「実践」を参照