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子宮頚がん予防ワクチンって何ですか?

子宮頚がん予防ワクチン接種について
子宮頚がんは、子宮の入り口付近にできるがんで、原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染です。HPVは多くの場合性交渉によって感染すると考えられており、女性の約80%が一度は感染するという、ごくありふれたウイルスです。感染しても大部分は自然に排除されますが、まれにウイルスが残ることがあり、数年~十数年の経過を経て、子宮頚がんを発症することがあります。感染した人を1.000人とすると、このうちがんになる人は1~2人程度です。
子宮頚がんワクチンは、平成21年12月から接種が認可されていましたが、高額であった為に普及していませんでした。平成23年3月1日から1年間の限定ではありますが公費助成制度(無料接種)の採用により、接種が勧められるワクチンです。
接種後のウイルス感染を防ぐためのワクチンですので、すでに感染しているウイルスを排除する効果はありません。ワクチンの効果の持続期間は確立されておらず、また、すべての子宮頚がんを予防できる訳ではありません。初期の子宮頚がんには自覚症状がないので早期発見の為、20歳になったら定期的に「がん検診」を受けることが必要です。
副反応:他の予防接種と比べて、筋肉注射ということもあり局所反応が少し多いようです。接種部位の局所反応として、注射部位の痛み・かゆみ・赤み・しこり・腫れ・筋肉の痛み・関節の痛みなど、全身反応として、発熱・発疹・じんましん・めまい・倦怠感・嘔吐・下痢などがありますが、ほとんどのものが一時的なものです。まれに、筋肉注射ということも関係あるかも知れませんが失神・ショック症状が起こることもあります。

子宮頚がん予防ワクチンの対象年齢
① 平成23年3月1日~31日
高校1年生相当の年齢の女性
(平成6年4月2日生~平成7年4月1日生)
注意:対象①で1回目の接種を受けた場合は、対象②の「例外」として2回目・3回目の接種を無料で受けることができます。
② 平成23年4月1日~平成24年3月31日
中学1年生~高校1年生相当の年齢の女性
(平成7年4月2日生~平成11年4月1日生)
(平成23年2月18日)