診療所や病院などの現場で、簡易に「今現在、のどや鼻の奥の粘膜表面にウイルスがいるかいないか」の判定を行う検査が「抗原定性」検査、「いるかいないか、いるならその量は?」という検査が「抗原定量」検査です。救急病院や大きな病院以外の一般の診療所で行われる検査は、「抗原定性」検査が主体です(定量検査・PCR検査が出来る病院は限られています)。
検査種類 | 抗原定性検査 | 抗原定量検査 | PCR検査 |
〇調べるもの | ウイルスを特徴づけるたんぱく質(抗原) | ウイルスを特徴づけるたんぱく質(抗原) | ウイルスを特徴づける遺伝子配列 |
〇精度 | 検出には、一定以上のウイルス量が必要 | 抗原定性検査より少ない量のウイルスを検出できる | 抗原定性検査より少ない量のウイルスを検出できる |
〇検査実施場所 | 検体採取場所で実施 | 検体を検査機関に搬送して実施 | 検体を検査機関に搬送して実施 |
〇判定時間 | 約30分 | 約30分+検査機関への搬送時間 | 数時間+検査機関への搬送時間 |