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ワクチン接種時の副反応にある「迷走神経反射」って何ですか?

疲れている時、長時間立っている時、痛みや緊張などの精神的ストレスを感じた時などに無意識下で身体に起こる血圧の低下、脈拍の減少などを「血管迷走神経反射」と言います。血圧の低下の為に一時的に脳への血流が減少して意識を失う「失神」を起こすこともあります。血管迷走神経反射自体は、横になって休むことなどで収まるので、特に健康上大きな問題にはなりません。筋肉注射の機会が少ない日本では、HPVワクチンや新型コロナワクチンなどの筋肉注射で緊張しやすくなり、迷走神経反射が問題とされる事が多くなるようです。

注射、特に筋肉注射に緊張してしまいそうな場合は、予診の際にその事を伝え、横たわって接種を受けたり、接種後は30分程度様子を見るなどの対策が必要かもしれません。ワクチン接種前には、十分な睡眠をとり、接種後15分は椅子に座る、体調が優れない場合は体を横たえるなどの予防も重要です。