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「マイコプラズマみたいですけど・・・」と病院で言われたのですが、マイコプラズマって何の病気ですか?

マイコプラズマ感染症(肺炎)は、細菌とウイルスの中間の性質を持ったマイコプラズマという微生物によって引き起こされる感染症(肺炎)です。以前は4年に1度オリンピックの年に流行すると言われていましたが、最近そのような傾向は見られなくなりました。年間を通じて発症しますが、比較的秋~冬に多いようです。幼児から20歳代に多く見られ、頑固な咳が特徴です。潜伏期間は2~3週間。ダラダラ続く発熱と咳以外に、発疹・腹痛などの症状が出ることもあります。風邪(上気道炎)→気管支炎→肺炎の順に進行するのですが、風邪(上気道炎)で終わることも少なくありません。肺炎になった場合も細菌による肺炎より適切な抗生剤の使用によって比較的治りやすいのですが、症状の割に診察所見(肺炎であっても聴診器で聞こえにくいこともあります。)の乏しい特徴もあり、疑って胸のレントゲンを撮らなければ判らないこともあります。頑固な咳やダラダラ続く発熱のある場合は、注意が必要です。(平成18年10月18日)