子育てQ&A

ホーム > 子育てQ&A >○○って病気? >

日本脳炎予防接種を言われるままにしてきましたが、最近、その病気自体あまり理解していないことに気付きました。いまさら恥ずかしいのですが、日本脳炎はどんな病気なのですか?

主にコガタアカイエカ(蚊)によって媒介され、日本脳炎ウイルスによっておこるウイルス感染症で、急性脳炎を起こします。人から人へ感染するわけではなく、ブタの体内で増殖したウイルスを蚊が吸血し、その上で人を刺した時に感染します。潜伏期間は約6~16日。数日間の高熱、頭痛、嘔吐などで発症し、急激に、意識障害や神経障害が生じます。特効薬は無く、対症療法が中心になります。死亡率約15%。精神神経学的後遺症は、生存者の45%~70%にまで上ります。ただし、感染しても夏かぜ様の症状で終わる人もあり、脳炎を発症する人は1000~5000人に1人程度と言われています。かかってもすぐ「ヤバイ!」という訳ではありません(念のため)。また、近年日本脳炎の発生は年間数名程度で、中高年齢者がほとんどです。(平成17年7月1日)