子育てQ&A

ホーム > 子育てQ&A >「病気の対処、病気?病気の心配事」 >

9ヶ月の男児です。喘息様気管支炎と言われました。喘息とは違うのですか? 2歳3ヶ月の男児です。気管が弱いとか敏感だと言われます。どういうことなのですか?。対策とかはあるのですか?

まとめてお答えします。痰がらみの咳とのどのゴロゴロ続き、聴診器で聞いても胸に喘息の様な雑音が聞こえるものの、はっきりと喘息とは言えない状態を喘息様気管支炎と言います。特に、気管支がまだ十分な大きさに育っていない乳児では、少し風邪をひいただけで細い気管支に分泌物や痰が多くなってゴロゴロということがよくあります。多くの児が、1歳を過ぎる頃にはゴロゴロも出にくくなってきます。中に、2歳・3歳になっても少しでも風邪をひくと痰がらみの咳が激しくなりゴロゴロが出てきて治りにくい児がいます。何かの刺激(感染症は、大きな刺激です)に反応して、気管支の分泌物が多くなったり粘膜がはれたりしているのですが、そんな他人より少しばかりその反応が強い児を気管が弱いとか敏感だと言われているようです。一方、喘息と診断される児の気管支は、さらに過剰に反応して気管支の周りの筋肉が縮みあがって空気の通り道も狭くなっているために呼吸も苦しくなります。対策は、当たり前のことですが一番の刺激である風邪をひかないように気をつけること。ゴロゴロが出そうになったら早めに病院を受診すること。痰がらみの咳が激しくなったりゴロゴロが出始めたら適切な処置・治療をすることです。季節の変わり目のこの時期、特に気をつけましょう。(平成15年10月8日)