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頭痛と腹痛とストレス

小学校の学校健診に行って、「よく頭が痛くなる」「よくお腹が痛くなる」という児童の多さに驚きました。 そろそろ他の子供達との関係を作り始める幼稚園児も、同じような傾向がありました。

幼稚園児ではまだ、言葉の発達やコミュニケーション能力には個人差が大きく、伝えたいのに伝えられないもどかしさ、伝える勇気が出ずに伝えたいことを心に閉じ込めて苦しかったり、言葉で伝えられないから手が出てしまったり、その為に非難されてしまったり、色々なストレスを抱えているようです。よくない事をした時は叱(しか)ってあげる事は必要なのですが、叱った後の一言のフォローがあるといいですね。

小学生になると、学校の行事や規則、拘束される時間、勉強や運動、なれない環境、幼稚園時代とは比べ物にならないストレスが、小さな肩にのしかかってきます。一生懸命に適応しようと、必死に「適切な行動」をしようと頑張って疲れています。部活動や塾、習い事があればなおさらです。小学生にもなると「自立心」も芽生えて、親の言う通りにはなり難くなります。子供の言動に「カチンッ!」とくる事もシバシバになってきます。でも、我が歩んできた道、成長の過程では必要な事なのです。広い心で観たいのですが・・・笑。カチンッと自立してきても(笑)、まだ子供。母親とのスキンシップを求めています。触れ合う事で、言葉を交わす事で、心が落ち着いて癒されて、心は復活できるのです。原因のわからない頭痛や腹痛を訴えてくる時、一度ストレスから逃げて、しばらく母親の下に戻って、リセットし直しても良くはないですか?

(平成27年6月16日)