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経口補水液の利点・・・飲む点滴

私たちがよく耳にする脱水状態とは、水分だけでなく塩分(電解質)も奪われる状態。子どもの嘔吐や下痢、発熱時は特に脱水を起こしやすく、水分補給に注意が必要です。そんな時におすすめなのが「経口補水液」。水に塩分などの電解質と糖とがバランスよく配合され、点滴の成分によく似ています。失われた水分と塩分を体内に速やかに補給することができ、軽度から中程度までの脱水状態等に適しています。点滴のような痛い思いをせずにすみ、口から飲むという自然な方法なので心臓や腎臓への急激な負担が少ないというメリットもあります。水1リットルに対して塩3gと砂糖40gを加えて作ることもできますが、家の中に経口補水液を常備しておくといざという時に便利です。普通のスポーツ飲料よりも塩分が多く、甘みが少ないのが特徴なので、あまりおいしくないかもしれません。一気に飲むのではなく、5~10mlをちびちびと飲むのがいいでしょう。子どもに飲みやすいようにリンゴ風味のついた飲料も取り扱っていますので、お近くの薬局などでお問い合わせください。

(平成27年3月17日)