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皮膚のかゆみ対策

引っ掻けば引っ掻くほど、皮膚の炎症状態は悪化してかゆみは増します。規則正しい生活に心がけ、チクチクする素材の衣服は避け、包帯やネット引っ掻きやすい所を巻いて引っ掻けないように工夫しましょう。

[入浴時の工夫]
・入浴はヌル目のお湯で短時間に
・入浴よりシャワーの方がかゆみは少ない
・洗うときは柔らかいタオルや手でやさしく(ナイロンタオルは使わない)
・強くこすらない(症状が悪化し、かゆみが強まる)
・掻き壊した部分もしっかり泡立てた石ケンなら刺激も少なく、脂も取り過ぎずに洗える(洗浄力の強い石けん・シャンプーは避ける)
・洗う場所は脂の溜まりやすい眉間、小鼻の脇、汗の溜まりやすい脇の下、首、関節の裏を中心に、他の部位はさっと汚れを落とす程度
・石けん・シャンプーが残らないように十分すすぐ
・風呂から上がる前に水をサッとかぶると、体表温度が下がってかゆみが収まることもある

[食べ物の注意]
・香辛料などの刺激物はかゆみを増すので注意
・個人差はあるが、かゆみを悪化させる要因になるものは、チョコレート、コーヒー、餅、砂糖、脂肪分など、思い当たる場合は控える

[衣類・寝具]
・皮膚を刺激する素材(ウール、チクチクする素材)を避ける
・アトピー性皮膚炎の乳児の授乳時には、お母さんも皮膚を刺激する素材の服は避ける
・綿100%の肌に優しい保湿に優れた衣類や寝具を使用する
・ 毛布はチクチクしないカバーをかけて使用
・帽子・スカーフなどを利用して、強い日差しを避ける

[引っ掻き予防]
・爪は短く、引っ掻きによるダメージを防ぐ(爪は仕上げに研いだ方がよい)
・ガーゼ、包帯、ネット等を巻いて引っ掻きやすい所を防御する
・就寝時に長袖、長ズボン、手袋を着用
・袖や裾がめくれないようにテープやヒモで結ぶ(幼少時に有効、締めすぎないように注意)
ダメという回数を減らす工夫(ストレス軽減の為)

[睡眠]
・睡眠の時間はなるべく一定にし、生活のリズムを整える
・睡眠不足にならないようにする

(平成23年9月17日)