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ダラダラ続く下痢と乳糖と食事

乳幼児では、風邪も治まったのに下痢だけが続く、ウイルスや細菌による感染症も落ち着いて元気なのに下痢だけが続く事はよくあります。そのほとんどが小腸粘膜の故障で食物を分解する酵素の働きが低下して消化吸収がうまくいっていない、特に、乳糖分解酵素の働きの低下によるものが多いようです。下痢の時は、乳糖(哺乳動物の乳の中に含まれる糖分)を含む食品を制限するのが良いでしょう。乳糖を含む食品としては、牛乳・ミルク・ヨーグルト・ケーキ・お菓子・パン・ビスケットなど牛乳の含まれるもの等が挙げられます。下痢の持続はよくある事なので慌てて変更する必要はありませんが、参考までに、ミルクも乳糖を除去した「ラクトレス(明治)」、大豆から作った「ボンラクト(和光堂)」「ソーヤミール(明治)」などもあります。

ダラダラと続く固まりの悪い便の時には、食物の繊維を食べさせる事も良いようです。食物繊維の多い食品としてニンジンなどの野菜もありますが、私は、食欲が無い時でも摂取しやすく水分の摂取にもなる「すりおろしリンゴ」を与える事をお勧めしています。下痢の時に、ジュースやアイス等の冷たいもの、なま物や脂っこい物をお勧めしないのは、言うまでもありませんよネ!?。

(平成23年6月19日)