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RSウイルス感染症

寒い季節に乳幼児を中心に流行するRSウイルスによる呼吸器感染症です。咳・鼻水・鼻づまりなどの呼吸器症状が中心ですが、時に持続する高熱を伴います。症状は個人差があり多くの人は「風邪」として治ってしまうのですが、激しい咳が長引いたリ、ゼィゼィという喘息の様な呼吸になったり、重症な場合は気管支炎や肺炎になることもあります。特効薬は無く経過が長くなる事もあるのですが、多くの場合は対症療法で治ります。年齢が小さいほど重症感はあるようで、特に6か月未満の赤ちゃんは、急激に悪化することもあるので注意が必要です。
(1)ゼィゼィ・ヒューヒューという呼吸音が強くて息苦しそう
(2) 胸やおなかをペコペコさせて息をしている
(3) 顔色が悪い
(4) 息苦しそうで、咳が激しくて眠れない
(5) 母乳やミルク、水分が取れない

などの症状がある場合は、特に注意が必要です。

診断は、症状と診察所見、流行状況などから行いますが、病初期では普通の風邪と全く区別がつきません。鼻水を採取して行う「診断キット」もありますが、特効薬もないので使用していない病院も多いようです。
(平成20年12月17日)