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冷房(エアコン)病

暑い季節になってくるとよく耳にする現代病で、冷房の当たり過ぎによって自律神経のバランスが一時的に崩れてしまった状態です。大人に限られた話ではなく、近年、塾通いや室内にこもることの多くなった子供たちにも見られます。冷房によって体温が急激に下がり、毛細血管の異常な収縮によって全身倦怠感・微熱・頭痛・腹痛・食欲不振などの自律神経失調症状です。また、長時間冷房に当たっていた後、外出した際の「もわっ」とした感じに先行する「気持ち悪い」状態も含むようです。つまり、人工的で急激な温度環境変化に、身体が過剰反応したり、うまく反応できなかったりすることによって起こります。冷房(エアコン)に頼ることの多くなった現代の夏の健康管理は、冷房(エアコン)対策に始まるのかもしれません。

※日本の高温多湿の夏の過ごし方には、「風」が大きく関係します。人間は夏には汗をかいてその水分の蒸発によって体温を調節します。特に室温の高いときには冷房(エアコン)を上手に使用することが大切ですが、朝や夕方には冷房(エアコン)を止めて通風してください。体温調節を上手にすることは、上手に汗をかくことでもあるのです。

※冷房(エアコン)温度設定は27~28℃くらい、外との温度差は5℃以内、湿度は50%が目安とされています。同じ温度でも湿度を下げることで涼感を得ることは出来ます。ちなみに、夏場の一般家庭では、除湿しすぎて乾燥しすぎるという現象はおきません。また風向きは、冷気は上から下に落ちてくること、乳幼児には直接当たらないようにすること、を考えて設定してください。
今年の夏も暑くなりそうです・・・・・・(^^ゞ。

(平成17年7月1日)