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東日本大震災から1年半

東日本大震災から1年半が経ちましたが、今も東北3県を中心とした被災地では大勢の人々が住まいや仕事にめどをつけられないまま避難生活を続けています。いまだに日常が取り戻せない生活、将来の見通しが立たない状況がどんなにつらいか想像に難くありません。近年、台風・竜巻・雨・津波・気温・気候など自然がもたらす事に「過去最高」とか「想定できない」事が多くなっています。南海トラフ大地震も近々起こりそうで胸騒ぎが止みません。

最近、子供が凶悪事件に巻き込まれたというニュースを耳にします。オートロックの自宅マンション内でも、人気の多い登校時間帯にも危険が潜んでいるとなると、いったい何が・どこが安全だと言えるのでしょうか?。

親が自分の子供に手をかけてしまうという事件も耳にすることが多くなりました。同じ子供を持つ親として、子供側、親側、どちら側に立っても辛くて、悲しくてたまりません。

自然災害、異常気象などへの恐怖、子供達の生活環境の悪化、子供の心の変化だけではなく親の生活環境や親子の関係の問題など、苦労と心配が尽きない時代になったものだと日々感じています。

(平成24年9月18日)