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「子供は風の子」

平成15年10月号のこのコーナーに「外でばっかり遊ぶ真っ黒な児を見るとうれしくなる。」と書きました。私の小さい頃は、日本は世界一治安のいい国だと言われていましたし、「子供は風の子」「子供は外で遊びなさい」と指導されていました。私も、近所の兄ちゃん達と近所を走り回っていました。

学校帰りに、塾で、命の危険にさらされるなんて・・・。最近のニュースを見ていると、とてもそのようなことは言えなくなってきているようです。子供の数はどんどん減ってきています。経済的なことだけでなく、子供を、育児中の家族をサポートする社会を考えなければ、近い将来、「日本」自体が壊れてしまいそうです。息子達を見ていて、とりあえず直面する危険から守ってやること、そして、「この子達の将来に何がしてやれるのか?!。」考える毎日です。
(平成17年12月20日)