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ロタウイルスワクチンは、生後24週を過ぎたら接種はできないのですか?

乳児期後期はもともと「腸重積症」発生が多いと言われています。ロタウイルスワクチン接種によって「腸重積症」の発症リスクが増加したという海外のデータもありますので、24週以降の乳児期後期以降には接種は勧められないとされています。日本でのロタウイルス胃腸炎は、生後3ヶ月まではお母さんからもらった免疫によって感染しても症状が出ないか軽く済みますが、生後3ヶ月以降の乳児期に初めて感染すると重症化しやすくなります。ロタウイルスワクチンの接種の一番の目的は、お母さんからもらった免疫が無くなる乳児期に重症なロタウイルス胃腸炎にならない様にする事と、その合併症(重症脱水症、けいれん、脳炎、脳症、腸閉塞、腸重積、腎機能障害など)を減らす事なのです。(平成29年3月11日)