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インフルエンザの治療薬の選択について

インフルエンザの治療薬は、体内に侵入したインフルエンザウイルスの増殖をおさえる薬で、病気の期間を短くしたり症状の悪化を防ぐことができるとされています。インフルエンザの治療薬には、内服薬のタミフルとゾフルーザ、吸入薬のリレンザイナビルがあります。タミフルは粉薬とカプセルがあり、生後2週目のお子さんから使用できます。ゾフルーザは日本で開発され、発売されたばかりの薬です。1回の使用で治療が完結し、体重が10Kg以上で錠剤が飲めれば使用できます。体重に応じて増量しますが、小さな錠剤の大きさは5㎜程度です。臨床試験の結果ではウイルスが体から消える期間が他の薬よりも短いので、家族などへの感染リスクの軽減が期待されています。リレンザとイナビルは、どちらも粉状になった薬を口から吸入する薬です。選択肢がいろいろありますが、体重や年齢に応じて確実に使用できる薬を先生とよく相談して選びましょう。