子育てQ&A

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抗インフルエンザ薬に耐性を持ったウイルスは国内で流行していますか?

日本では毎年、国立感染症研究所と全国の地方衛生研究所が中心になってタミフルやリレンザなどの抗インフルエンザウイルスに耐性を持つウイルスの調査を行っています。耐性を持ったウイルスが検出される割合は1~4%程度みられますが、そのほとんどは、抗インフルエンザ薬で治療を行った後に採取されたウイルスです。一般に耐性を持ったウイルスは、感染の広がるスピードが遅い為、広く流行することなく自然に消滅します。今のところ流行は見られていません。しかし、2007/2008年のインフルエンザ流行シーズンにヨーロッパで出現したタミフルに耐性化したソ連型A(H1N1)ウイルスが、2008/2009年のシーズンに世界的に流行したこともありましたので、今後も注意が必要です。