子育てQ&A

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同時に接種できるワクチンの種類や数を教えてください。

近年乳幼児に接種するワクチンの種類が増えてきています。赤ちゃんにとっては大変な事ですが、病気から赤ちゃんを守るという意味では大変いいことです。これらをできるだけ病気を予防するのに最適な時期に接種する為に、国は「定期接種期間」として公費負担時期を設けています。この期間内に接種を終える為に、複数のワクチンを同じ時に接種するのが「同時接種」なのですが、数や種類に制限はありません。同時接種による、ワクチンの有効性や副反応の頻度に単独接種との差はありません。実際、海外では5種類・6種類の同時接種は普通の事です。ただ、それぞれのワクチンに局所の発赤・腫れやシコリ、48時間以内の発熱などの副反応はある程度あります。正常な身体の反応ですからそれを「副作用」とするかは別の問題として、同時に接種することによって、それぞれが起こる可能性を同時に持つことになります。例えば発熱する可能性は同時接種する種類の数だけ上がります。また、接種後副反応が起こった時、何の接種が問題だったかわからないという事もデメリットと言えるかもしれません。「副作用」を心配される方が多かった為に、当院では2種類までの同時接種としていましたが、御希望の方には複数の同時接種を行いますから御伝えください。