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「迷走神経反射」「失神」って?

皮下注射が多く筋肉注射に慣れていない日本人は、「注射針が身体に垂直に刺さっていく状態」を見る事はかなり衝撃的な事だと思います。

 

血管迷走神経反射」は、緊張やストレスなどで反射的に起きる、血圧の低下、脈拍の減少などのことです。

 

失神とは、血圧の低下で一時的に脳への血流が減少することで意識を失うことを言います。その原因として最も多いのが血管迷走神経反射によるものです。

 

血管迷走神経反射では、様々な原因によって、副交感神経が活発になり、血圧の低下、脈拍の減少などが生じます。睡眠不足や疲れている時、長時間立っている時、痛みや緊張などの精神的ストレスを感じた時などに、血管迷走神経反射は起こりやすくなります。失神する前に、通常、頭がフラフラしたり、吐き気、発汗などの症状を伴います。血管迷走神経反射自体は、横になって休むことなどで治るので、特に健康上大きな問題になることはありませんが、転倒により怪我をしてしまわないよう注意が必要です。