子育てQ&A

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子宮頚がん予防ワクチンとして、「サーバリックス」に加えて「ガーダシル」が認可されたそうですが、どう違うのですか?。副反応に差はあるのですか?

子宮頚がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって起こります。HPVのうち「16型」「18型」が、子宮頚がんの原因の約65%を占めています。「サーバリックス」は、「16・18型」に対して作られています。HPVには様々な「型」があって、子宮頚がん以外の病気の発症にも関係しています。特に「6型」「11型」が関与する女性器の病気の割合が多い為、「16・18型」に加えて「6・11型」にも対応するように作られたワクチンが「ガーダシル」なのです。平成23年9月15日から、「ガーダシル」が公費助成の対象となりましたが、まだ、安定供給には不安があるそうです。また、「サーバリックス」は、3回の接種で約20年間十分な抗体が維持されると言われていますが、「ガーダシル」は、現時点では予防効果の持続期間がはっきりしていませんので、後々、追加接種が必要になる可能性もあります。副反応には、大きな差はないようです。(平成23年9月17日)