子供のケンカの対応は、
もめてる子供達自身で問題を解決出来るようにかかわっていきます。
審判の様に勝敗をつけるのではありません。
それぞれの話を「聴く」事が問題の解決につながります。
同時に子供が話してきた場合は、1人ずつ聴く事を伝えます。
<『聴く』例題> 兄と弟が、オモチャの取り合いのケンカを始めた。
兄:お母さぁ~ん。○○君が僕のオモチャを取ったぁ~っ。
弟:違うよぉ~。僕が先にオモチャで遊んでたんだぁ~っ。
母:まずは、お兄ちゃんから話を聞くね。 ← 伝える
○○君がオモチャを取ったのね。 ← 繰り返す
兄:うん。誕生日に買ってもらった大事なオモチャなのに。
母:大事なオモチャを取られたのね。 ← まとめて返す
兄:うん。キチンと言ってくれればいいのに・・・。
母:勝手に遊ばれて腹が立ったのね。 ← 感情をくむ
兄:うん。
母:○○君、待っててくれてありがとう。話を聴かせて。 ← 伝える
弟:・・・。僕が先に遊んでいたオモチャなんだ。
母:先に遊んでたオモチャなのね。 ← 繰り返す
弟:うん・・・。遊んでたらお兄ちゃんが取ったんだっ。
母:先に遊んでいたのに取られたのね。← まとめて返す
弟:うわぁ~~~ん・・・(泣き出す)
母:悔しかったのね。 ← 感情をくむ
弟:うん・・・。お兄ちゃん。今度は言うから貸してね。
→ それぞれの話を聴いてあげると、
お互いの気持ちがわかって仲直り出来ます。
物を投げたり叩いたりして、親が子供の行動に悩んでいる(困っている)時には、
自分の気持ちを素直に「私は・・・」と、私が主語になるように、
正直に具体的に気持ちを「伝え」ます。
<『伝える』例題>「オモチャを取られた」と怒って、
兄がオモチャを弟に投げつけた。
母:私は、お兄ちゃんが○○君にオモチャを投げつけると、 ← 行動
弟がケガをしてしまわないかと ← 影響
心配だわ。 ← 感情
→ この言い方なら、「親と子の関係を壊さない」
「子供の自尊心を傷つかない」