自分の心の中にあるモヤモヤや、自分の心が何を望んでいるかという事を、
自分自身で認識して(自分の心の声を聴いてあげて)、
整理してみることで自分の心を落ち着かせることが出来ます。
<自分との対話法>
自分の心の声を「聴く」方法は、
「繰り返す」「まとめて返す」「感情を返す」事です。
自分の心に浮かんできた望みや感情を、そのまま否定しないで「聴く」事で、
心は落ち着くことが出来ます。
自分自身を認識して認めてあげることが大切です。
「聴く」事の例
<子供の世話で時間に追われて子供に当たってしまう>
心の声:ひとりになりたい・・・
自分: ひとりになりたいのね。 ← 繰り返し
心の声:そうなの。疲れちゃって。自分の時間が欲しいの・・・
自分: ひとりになれる時間が欲しいのね。 ← まとめて返す
心の声:うん。ゆっくり珈琲を飲みたいのよ。
自分: イライラするのね。 ← 感情を返す
心の声:そうなの・・・。明日朝早く起きて
ゆっくり珈琲を飲んでみよう。
注意
自分の心が悩んでいる時、
自分自身に対して以下の様な思考で心を抑え込んでしまうと、
苦しくなり、自分自身と同様に子供にも接してしまいます(心は抑え込まない!)。
命令「文句ばかり言わないの」 ← 反抗的言動を誘発します。
注意「我慢した方があなたの為よ」 ← 怒りの原因となります。
説教「するべきよ」 ← 自己防衛を誘発します。
- 提案「誰かに相談してみたら」 ← 自己解決能力が失われます。
- 講義「ゆっくりしたいと思うから嫌になるのよ」 ← 防衛的態度が増えます。
- 非難「ちょっと嫌な事があるとすぐ弱音を吐いて」
- ← 恐怖心から沈黙が増えます。
- 同意「じゃっ やらなくていいじゃない」
- ← 同意が得られないと不安になります。
- バカにする「相変わらずね」 ← 自己肯定感が低下します。
- 分析「もっと頑張らないからよ」 ← 挫折感や屈辱感が増えます。
- 同情「やりたくないのよね。じゃあ後でやったら」
- ← 応援されないとできなくなります。
- 尋問「どうして?何で?」 ← 批判を恐れやすくなります。
- ごまかす「まあいいじゃないか」 ← 常に問題から逃げてしまいます。
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「自分自身」との「対話」が、子供に対する対話と同じことに気付きましたか?
私自身を子供と同じ対応で接してあげることが心の健康につながるのです。
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親の私自身も「こども」!
基本対応は同じなのですね。