大丈夫です。意味も無く頭を回したり身体を揺らしたりする習癖(しゅうへき)行動の一つで3歳頃には自然に治ります。習癖行動とは、習慣的に繰り返されることによって身についてしまう行為をいいます。お子さんは、ひたすら壁や床に頭を打ちつけるタイプのようですが、何かに駆り立てられた様に頭を上下・前後・左右にリズミカルに振るタイプもあります。乳児期後半から1歳半頃の寝入りばなを中心にしてよく見られることです。治療を要するほどの外傷にはめったになりませんが、激しい場合は頭をぶつける場所にタオルやスポンジなどの衝撃吸収の工夫が必要です。この時期の習癖は、止めさせようと干渉し過ぎないこと、やさしく声をかけ、遊び相手になってあげることが大切です。(平成18年12月17日)