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屋内の寒さと温度差

子供は冬になるとよく風邪をひきます。外気温の低下が直接その引き金になるのではなく、体温調節機能がまだ充分発達していない乳幼児にとって、屋内の「空間的な寒さ」や「時間的な寒さ」による「温度差」も体調を崩す原因になっているようです。天井付近についているエアコンのみでは、床付近の温度を保つのは困難です。省エネが必要な昨今、主暖房室のみの暖房が求められ、廊下・トイレ・浴室との温度差には激しいものがあります。就寝前に暖房を停止すると、朝方の室温は10℃を下回ることもあります。床付近を主な生活領域にしている乳幼児にとって、屋内にも私達が感じる以上に「寒さ」や「温度差」が存在しているようです。乳幼児の身になって・・・は困難なことでしょうが、カーテンを二重にする、エアコンにオイルヒーターを併用する、設定温度を低めにする(18℃程度)、こまめに換気をするなど、意識してみる価値は充分あると思います。

(平成17年1月1日)