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ワクチンについて

昨年、「子宮頸がん予防ワクチン」の公費助成制度が開始され、「ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチン(プレベナー)」の接種の開始・中止と再開がありました。今年は、9月から「不活化ポリオワクチン」が、11月から「4種混合ワクチン」が導入されました。

できるだけ「希望される方に希望される時に」という当院従来の姿勢では、予防接種接種ワクチンの種類と数の多さに対応できなくなってしまい、今年9月から、「予防接種の完全予約制」への移行と、合わせて「診療時間の変更」をさせていただきました。御迷惑をおかけ致します。

今年11月1日から導入された「4種混合ワクチン」では、供給量不足の為に希望しても接種できない事が多く、御迷惑をおかけしています。厚生労働省は、ポリオワクチンと3種混合ワクチン共に接種されてない児は、原則、4種混合ワクチンを接種する事としていますが、接種したい4種混合ワクチンが手に入らないのでは仕方がありません。4種類の危険にさらされ続けるより、3種混合ワクチンとポリオワクチンの接種も御検討下さい。

年末になって毎夜、この時期毎年恒例の「時間が無くて焦っている試験で苦しむ夢」にうなされています。高校受験では、ラストスパートと一発勝負で進学校に滑り込みました。無理をして入った高校では落ちこぼれて、大学受験では苦労しました。親父になっても見続ける「悪夢」の経験は、毎年うなされる夜の代償に、何事も前もっての準備と対策が大切であることを教えてくれました。受験生の君、君はどんな経験をするのかな?。ファイト!。

(平成24年12月20日)