今、小児科の「予防接種外来」は少しだけ混乱しています。
今年4月、国内初の不活化ポリオワクチンを使用することが認められました。厚生労働省は、9月から不活化ポリオワクチンを、11月には「4種混合ワクチン（ジフテリア・百日咳・破傷風＋不活化ポリオ）」も「定期予防接種」に導入する事を決めました。今まで集団接種で行っていた予防接種が、昨年の春に始まった「Hibワクチンと肺炎球菌ワクチン」に加えて、新たに「予防接種外来」に入り込んで来るからです。
前もって予防接種の予約を入れていても、当日体調が悪くなることの多い子供達、当院では、できるだけ予約をしないでも予防接種ができるように、また、感染症の患者さんと接触しなくてもいいように頑張ってきました。しかし、今回の不活化ポリオワクチンの導入で、限られた時間枠で対応する事が出来なくなってしまいました。
9月から、月曜日と金曜日の午後に「健診の時間」と「同時接種」の時間を新たに設け、インフルエンザワクチンも含めて全て「予約制」に変更させていただきます。出来るだけいままでの姿勢は崩さない方向で頑張ります。詳細は院内掲示板やHPに掲示しています。ご理解・ご協力のほどよろしくお願い致します。
（平成24年6月13日）
