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子供達の思いと将来を第一に

毎年この季節になると毎夜、受験本番で時間が無いと焦っている夢など、試験がらみの夢でうなされています。頑張っている受験生には「頑張れ」とは言えません。健康に気をつけて、気楽に気楽に!。ただただ実力を発揮できるようにと応援しています。

高熱の風邪が多いこの時期に子供達をみていると、私が小学生の頃をよく思い出します。私が小学生の頃はインフルエンザと風邪の区別も曖昧でした。今思えばインフルエンザだったのでしょうが、40℃近い熱にうなされて学校を休んで1人取り残される孤独感を味わっている時、下校時に友人が届けてくれた私の分の給食が「忘れられていない」と嬉しく強く感じさせてくれました。「○〇さんが届けてくれたよぉ~」と母親から渡されたそのモノは、透明のビニール袋に入った給食のコッペパン・イチゴジャム・バナナ1本と担任の先生の「早く良くなってね」というメモ書きでした(最近は無くなったシステムの様で残念ですが)。脱脂粉乳・ビン牛乳・揚げパン・クジラの竜田揚げ・竹輪の磯部揚げ・・・今でも、同時代を過ごした友人と給食の話題は繰り返されます。給食は、楽しい記憶として今の子供達の心にも残るのでしょうか?。給食費未納の総計は約26億円だそうです。何よりも子供達の思いと将来を第一に考えてあげたいものです。

(平成22年12月18日)