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各種ワクチンの供給不足

5月を中心に新型(豚)インフルエンザが流行しました。今年の秋以降、強毒性の第2波の新型インフルエンザの流行が心配されています。厚生労働省は6月9日、年内に新型インフルエンザ用のワクチン2500万人分を製造できると試算しましたが……。影響を受けて、季節型ワクチンの不足問題も出てきそうです。より正確な情報収集と冷静な対応をお願いします。

日本脳炎の新しいワクチンは出始めました。ただ、色々な条件がある上に、供給量も少なく、「新しい」為にデータが少なく「安全」とも言い切れない状態だそうです。何とも歯切れの悪い新ワクチンです。従来のワクチンを希望される方が増えそうで、ワクチン供給不足が心配になります。

各種ワクチンの供給不足……今、小児科最前線で最も頭の痛い問題です。

(平成21年6月12日)