「おしらせ」のコーナーに「おたふくかぜワクチン不足」について書きました。コロナ禍以降、色々な医薬品が不足する事態が続いていますので、「不足」「供給停止」「出荷停止」という状況に慣れてしまっています。様々な薬が足りなくなったり、出荷停止になったり、製造見送りになって、ギリギリが日常の様になっています。
国は「ジェネリック医薬品」の使用を強力に推し進め、先発医薬品の使用を避けるような選択を良しとしています。結果、先発品の製造は撤退されるような事態が起こり始めました。競って後発品の製造に走る事にはなりますが、そもそも商売の医薬品の製造では、損得勘定が成り立たなければ撤退は必須ですよね。先発品も後発品も不足、無くなる事態が発生し始めました。子供が減っている昨今、少ない子供のための商売は不採算ですよね。薬の製造も減る訳です。
国は「オンライン」「ネット」を強く医療に取り込もうと進めています。コロナ禍以降、「感染予防対策」も強く推し進めているため、「発熱外来」や「感染者と非感染者の動線の隔離」が必須の様な状態になりました。また、感染患者さんの対応を主に担っている病院外来の「完全予約制」が普通になっています。「ネット予約」をする病院も多くなって、予約枠に入れなかったために、受診を断られる事態も発生しているようです。私の様な「メカ音痴」や、当院の様な「紙カルテ」で「電話予約」の診療所は住みにくい医療世界になってきました。
先日6日の愛媛新聞に、「開業医の報酬 適正化を」と題する記事がありました。「小規模な診療所は医療供給体制が非効率的だが、診療所の院長の所得水準は病院の勤務医より高い」と国は認識してるとの事でした。一定の給料を保証されている勤務医の先生より、自営業で診療状況によって収入は変動し、受診控えが進むと「年収マイナス95万」「一年間貯金の切り崩し」などという異常な開業医院長も・・・。国の認識に愕然としました。
日本の医療はどこに向かっているのでしょうか?特に、高齢化している地方医療は・・・。小児科医療の未来は?


