24時間経たないと検査してくれない病院

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先日、「ここは24時間経たないと検査してくれないんでしょ?」と言われました。地元だから巡り巡って嫌でも話が耳に入ります。「迅速検査は24時間経たないと検査しない病院って言われてるよ。そんな決まりなん?」「早過ぎるって追い返すって」「儲けるために翌日も受診させるって」

診療していて悲しくなります。

真面目に真剣にとらえずに、事務的に対応できればどんなに楽だろうかと。

インフルエンザやコロナ感染症で、発熱直後~数時間の迅速検査では偽陰性(ウソの陰性)が出やすいので、できれば時間が経過してしてからの検査をお勧めします。その経過時間・検査タイミングは医者それぞれの判断ですし、患者さんの症状・状況次第だと思います。どこの病院でも発熱後数時間は検査を行っていません。一方で当院でも、発熱がなくて「37.5℃未満でも倦怠感や筋肉痛など」疑わしい症状・状況である場合は、発熱にこだわらず検査をする事もあります。

「発熱後48時間を経過すると『抗ウイルス薬』の効果は期待できない」とされている限り、抗ウイルス薬を使う希望がある場合は48時間以内の検査を急がなくてはなりません。

「発熱が無い、軽症のインフルエンザ・コロナ感染症」の方をどう考えるか、それぞれの患者さんの中のウイルスの有無や増殖量をどう推察するのか?常に48時間のリミットを意識しながら・・・。

発熱後12時間を過ぎて検査していても、「偽陰性」を沢山経験してきました。

許されるなら24時間待って検査、それ未満でも状況を判断して、兄弟や親子が同時に(間髪入れず)発熱したら「二人のうちどちらか一方が陽性なら二人とも陽性」という判断や、同居人がインフルエンザやコロナ感染症なら「検査の必要も無い」と判断したり・・・臨機応変・様々な対応になるでしょう。

あくまで、許されるなら(発熱以外の症状が軽いのなら)、発熱後24時間待っての迅速検査を勧めます。できるだけ確実な検査・判断を求めて探って・・・48時間を意識しながら・・・。

という思いです。

令和8年3月4日追記

休日診療当番のたった1日だけで、24時間待って他の病院で「インフルエンザ陰性」と診断された方が3名、その翌日・翌々日の再検査で「インフルエンザB型」という診断になりました。今流行中のインフルエンザB型は、迅速検査で出にくい印象を受けています。

「なかなか検査をしてくれない病院」と言われているようですが、早々に迅速検査で陰性を出して後は知らないって方が良いのだろうか?と、悲しいジレンマの毎日です。