風邪でも風邪ではなくても「鼻水・鼻づまり」は起こります。小児科と耳鼻科の「境目」の症状なので受診の際に迷われた事は多いと思います。簡単に分けるとすると、「咳症状」が強ければ小児科に診せていただいた方が良いと思います。
インフルエンザ感染症が流行っている今、気候変動や花粉症などで鼻症状が多くなる時期と重なっています。耳鼻咽喉科さんで7日・14日・30日などの中・長期処方で管理されている方が、インフルエンザ感染症になる機会が増えています。
そんな中、インフルエンザ感染症で小児科受診の際に、「ついでに耳鼻科の薬が無くなったから出して」「耳鼻科の薬が合わないから(嫌がるから)代えて」「鼻の事も一緒に診て」という訴えに遭遇する事が多くなっています。
出来れば一度で済ませたい、調子の悪い子をあちこち連れて回るのは大変です。お気持ちはよくわかります。
咳症状が強ければ小児科に診せていただきたい様に、鼻症状が強かったり続く場合は耳鼻咽喉科さんに診せていただきたいと思います。また、「鼻症状」に対して対応されている耳鼻咽喉科さんの処方を変更する事は出来ませんし、「治りが悪ければ次の手を打とう」と思われている所を邪魔する事もできません。風邪症状の治療で初めから、鼻症状を合わせて診るのは普通の事ですが、治りが悪い場合は耳鼻咽喉科さんの受診が必要な事もあるでしょう。
「咳症状」に対しては、小児科・耳鼻咽喉科で逆の事が言えるでしょう。
小児科医が「ついでに耳鼻科さんの薬を・・・」と希望される方に耳鼻咽喉科さん受診をお勧めするのは、児の事を思って真面目に対応したい、できるだけ早く症状が落ち着くことを願っての事なのです。


